自省録
確か、高2の夏前の梅雨の、雨が降る前の暗がりの時だったろうか。
世界史の授業でマルクス・アウレリウス・アントニヌスを知り、世界史の先生が自省録を薦めていて、読もうと図書室へ駆け込んでみたのは。
その時は古いパソコンで調べて探したもののみつからず、諦めて部活へと足を運んだのを覚えている。
早3年が経ち、やっと手にすることにした自省録。
一巻目を読んでみたが、ギリシア語→英語→日本語への翻訳なので、読みづらさこの上ない。
この編纂された本の初めの構成としては、一文ずつが独立していて、◯◯からは〜を学んだ、ということと、それにより自分がどう変わったかに対する謝辞が述べられている。
最初はこんなかんじ。長いのもあるけど。
読んでみた感じとしては、
マルクスは人との繋がり、
自分の置かれた環境を誰よりも俯瞰しつつ、
深く認識した人物なんだなと思った。
あと、何に触れ、何に触れなかったのかを
述べられていたのはとても面白いと思った。
最後に、人が金に困ったり、その他の必要に迫られている時、これを助けてやりたいと思うたびごとに、それを実現するに必要な金が私にはないと言われたことがただの一度もなかったこと。
とか言ってたのは、なんやこいつは笑
って思った笑
ここに目がいくという事は、自分はまだお金に囚われているのだろうか、なんて思ったり。
ただ語彙の抽象度が高いので、眠い時にこれを読むとさらに眠くなりそう。
語彙に対してズバズバ定義しまくっているので、本当にそうなのか?って考えるきっかけになりそうだし、オススメです。
今日読み始めた本
マルクス・アウレーリウス著
[自省録]